2016年 09月 28日
例年開催されているアジアンパーテイの一環としてFukuoka Asia Film Festival 2016が、福岡アジア美術館で9/22~9/27まで見る機会の少ない映画が上映されました。 (Asian Partyは、福岡市で9月から10月にかけて開催される、「アジア」と「クリエイティブ」をテーマとした様々なイベントの総称体です。) 特別上映は日本・ベトナム国交樹立40周年記念作品として「ドウン・ドット」です。 原作は「ダン・トウイー・チャムの日記」、1970年ベトナム戦争で殉死した女性医師が、生と死の間で過ごす中、溢れる感情を綴った日記を、アメリカ情報部員が持ち帰り35年後出版され、その後母親の元に返された実話からです。 題名は爆破された野戦病院で日記を見つけ、感動して読み続ける南ベトナム兵士から受け取り、日記を火の中に投げ入れようとしたアメリカ兵を止めた南ベトナムの兵士の発した言葉。 2016年 09月 06日
主人公メアリー・メイプスの自伝の映画化であり、報道現場の緊張した雰囲気が全編を満たしています。 アメリカ大統領選の駆け引きは知略を巡らし、高度な作戦が勝利をもたらす。 ジョージ・W・ブッシュは第1期のアルバオート・ゴア戦は不可解なわずかな獲得数で勝利し、 第2期のジョン・ケリー戦はこの映画で描かれているように、TVを利用し疑惑を消し去った。 これらから彼には凄腕の参謀が暗躍し、勝利をもぎ取っています。 ゴアが大統領になっていたら、世界は大きく変わっているでしょう。 今回のクリントン対トランプ戦も同じような、いえより過激な闘争でしょう。 真実を映画化する国民性には感嘆します。 2016年 08月 26日
連日35度を前後する猛暑に、早く秋をと願いながら観たこの映画の、 爽やかな女性の生き方に暑さを忘れました。 素晴らしい踊りとタンゴの名曲が全編を流れ、沿うように二人の愛憎の50年が語られます。 タンゴを極める二人の尊敬し合う心と、男女としての愛は同居せず、男はそれでも彼女以外の踊り手は いないと踊り続ける。 女は愛に答えてくれない彼を憎みながらも、抱擁し合いながら踊る50年、、 お互いに83歳80歳と年齢を重ねた今、タンゴを芸術に高めたことを悟った笑顔は素敵でした。 何かにのめりこむ、夢中になる、全てを注ぎ満足した充実感、これこそ人生の喜びでしょう。 この写真は全盛期のマリア・ニエベスとファン・カルロス・コペス 伝説のタンゴダンサーです。 2016年 06月 14日
今頃と言われそうですがBSTVで偶然見て、とても感動した映画です。 さだまさしがこの歌を書いたのは1987年で、この歌詞の内容は医療関係の方々に愛され、 共感した若者を僻地医療・巡回医療へと導いた歌です モデルはさだまさしの父親の友人であり、家族同士の長い付き合いをしている医師で、 彼がアフリカでの医療活動を語る素晴らしさを聞くたびに、尊敬と憧れがこの歌の誕生となったそうです。 映画化は2015年俳優の大沢たかおの強い奨めで、彼を主役に東日本大震災とアフリカを描いています。 三池崇史監督は長崎の離島医師家族の地道な医療と、 アフリカ医療に従事する二人の若い女性を爽やかに描き、真珠の輝きを思い起こさせました。 昔日、青年海外協力隊で南米に行きたかった懐かしさで一杯になり、涙ぐんでしまいました。 2016年 05月 19日
オーストラリア出身の新鋭監督ジャスティン・カーゼルの作品です。 期待して観ましたが、ポランシキー監督のマクベス同様、暴力的でマクベスの野心と心の弱さ、迷い がわかりにくく、またマクベス夫人が主君殺しを囁く場面は良かったが、後半挫折感と恐怖で狂乱する過程はわかりにくいですね。 やはり黒澤明の「蜘蛛の巣城」に勝るマクベスはありません。 映像美とセリフの判りやすさ、適格な俳優の演技、能から描かれる舞台装置など素晴らしいです。 マクベス夫人が消えぬ血痕を洗いつづける場面は凄いですね。彼女の不安な慄きを的確に表現しているのではないでしょうか。 |
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