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2012年 05月 02日
北フランスの貧しい港町にアフリカから密航した少年を中心に描かれています。 貧しいが他人の痛みを識る優しい心を持った人々、 観客も善人になったような気分になる素晴らしい映画です。 貧富の差が広がり、社会全体に漂う停滞ムードの我が国は、心も貧しくなりつつあります。 ラテン系の人のように明るく生活を愉しむことができない国民性は、真面目さが寛容でなくなり、厳しく 他人を見てしまう困った傾向です。 この映画は苦しい時はお互いに支えあうことの素晴らしさを教えてくれます。 貧しい生活の中、信頼する配偶者を思うふたりは実に美しいですね。 ![]() 2012年 04月 22日
第64回カンヌ国際映画賞と第84回アカデミー賞を受賞した映画ですが期待ハズレでした。 ハリウッド人には感慨無量の話でしょうが、友人ふたりは軽いいびきで、私も眠ってしまいました。 名演技のワンちゃんUGGEも、可愛いですが、、、。 ![]() 2012年 04月 22日
心軽やかに出かけたくなる爽やかな季節に、九州国立博物館では平山郁夫の展覧会が開催されています。 煙るような砂色と藍色の作品は多くの人が記憶にあります。 平山郁夫は有名な日本画家である以上に文化遺産の保護に生涯をかけた功績は偉大です。 作品の関連講演会は複数あり、今回は「平山郁夫の足跡をたずねて」のテーマで①法隆寺金堂壁画と文化財保護及び②アンコール・ワット蘇った大伽藍を拝聴しました。 講演者は若い女性で、これからの研究成果が愉しみです。 1949年1月26日に焼損した金堂の壁画を再現する14人の画家の一人として参加した平山郁夫の観音菩薩立像(1967)は傑作です。因みにこの火災を記して文化財保護法ができました。 ![]() 金堂を訪れた際には中には入れず、回廊に寫眞があったように記憶します。 再現にあたり、原寸大の寫眞の存在が大きな手がかりとなったようです。それでも模写は画家の個性を決して出さぬよう困難な仕事であったようです。 アンコール・ワットは数年前に訪れましたが、巨大な寺院は熱帯の樹々に根を張られて、壁柱は破壊されつつありましたが、上智大学の池澤教授が陣頭指揮で保存修理をしている姿を眼にしました。 平山郁夫は1991年にアンコール遺跡救済委員会を発足して、世界に現状を紹介し、現在は数国が遺産救済に参加しています。 ![]() 今回の展覧会は絵画・石彫・染織・解説が上手に組み合わせられ、また映写で確認でき満足しました。 会場の設定は難しく、興味をひき、疲れないようにとすることは重要です。 次回の若冲も愉しみです。 2012年 04月 11日
![]() helpはアフリカ系黒人のメイドを表し、1960年代特に人種差別の強いミシシッピーの社会を描いたベストセラーの映画化です。 差別撤廃は叫ばれますが、多くの国で未だありつづけています。 日本も正社員になれない若者は希望のない日々を送っていますから、これも大きな差別でしょう。 映画は白人黒人の差別と白人の中でも差別があり、公然と虐めがあり、 ミニー役のオクタビア・スペンサー(Octavia Spencer)は大きな眼をクルクルと不満をはっきりと口にするメイドをとても個性的に演じています。 (寫眞真ん中の女性です) 平等とは言葉のみで、あらゆる国では階級差別が当然のようにあります。難しい問題ですね。 2012年 04月 03日
マーガレット・ヒルダ・サッチャー( Margaret Hilda Thatcher, Baroness)は現在86歳になり、認知症を患い過去の記憶も斑になり、娘の介護を受けている状態です。 演技派のメリル・ストリープ(Meryl Streep)が年老いた認知症のサッチャーを演じ、見事にアカデミー賞主演女優を獲得しました。 メーキャップの顎の下のたるみは肥満で崩れた体形を表し、話し方と歩き方は正に演技派!と拍手ですね。 フォークランド紛争は賛否両論ありますが、領土は国家ですこの発言は頷けます。 ![]() 邦名の鉄の女の涙は?? The Iron Lady そのままでよかったのでは、、
2012年 03月 11日
肌寒い3月初旬バスハイクで訪れた八女市は、昔集荷地として栄えた福島町で、 奥行きのある大きな商家が軒を重ね、見学させていただいたお茶屋さんは 後年作りつけた細い階段を上がると、立派な屏風、桐箪笥。桐の長持ちなど、裕福な商家であった風情がいまだ残っています。 興味をひいたのは、素晴らしい神棚があり、沢山のお供え物が信仰心を語っていました。 柳川ではいつもの御花と北原白秋の生家はパスして、 2004年に一般公開された旧戸島家住宅を拝見しましたが、訪れる観光客はなく静かな屋敷で 旧柳川藩士の隠居宅として、掘割から水をひいた池を持つ庭園を眺めながら、お抹茶をいただき とても優雅な時間をもつことが出来ました。 2012年 03月 11日
作者のマイケル・モーパーゴ(Michael Morpurgo)はイギリスの児童文学作家で、 ジャングルにひとり住み続けた旧日本兵からヒントを得て書いた「ケンスケの王国」 また代表作のアウシュビッツ強制収容所で演奏を強制されたヴァイオリニストを書いた「モーツアルトはおことわり」等があります。 この本は素晴らしい内容です。 「戦火の馬」は第一次大戦中の話ですが、小説に忠実に映画化され、サラブレッドの美しい馬の演技?にホロッとしてしまいます。 本では馬のジョーイが語り部で、飾り気のない素直な文章が心を打ちます。 ![]()
2012年 02月 03日
見終わった時にため息がでました。人間はなんて愚かな生物でしょう。 歴史の事実を記録に残し、多くの方が識ることが大事ですから映画は最高の方法です。 1995年の元シラク大統領の謝罪により、あきらかになったフランス警察によるユダヤ人への残酷な仕打ちである「ヴェルディヴ事件」をベースにした小説で、この本は大ベストセラーになり映画化されました。 映画は過去と現在を交互に展開し、これが現実の今と密接な関係にある事件であることを証明しています。 ![]() 少女サラが一秒でも早く鍵を開けなくてはと、全身で演技する子役があまりに素晴らしく、 この演技が少女に悪い影響は残さないかなと余計な心配をしてしまいます。 2012年 01月 27日
やはり~ 今朝の新聞を見て福岡だけではない、全国規模の現象です。 複数のシネコンで同じ映画が4週間以上も上映されるなんて異常ですね。 雑誌・新聞で紹介される映画は見たくても見ることができません。 地方だから、、と勘ぐっていましたが、、。 原因は①大手配給会社が自社系列のシネコンを守るため、独立系映画館に人気作品を出さなくなった。 ②フィルム上映からデジタル上映に進み、デジタル機器を購入する体力のない独立系は廃業せざるを得ない。 ということです。 そうであるならばシネコンは宣伝ばかり派手なハリウッド映画と一緒に地味だが名作を観客数ぬきに上映して欲しいですね。 ![]() 「ニーチェの馬」 2011年・第61回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員特別賞)を受賞のハンガリー映画 見ることができるかしら? 2012年 01月 12日
九州国立博物館が大宰府に決定した時は、なんて不便な所にと思っていましたが、毎回多くの方が訪れる 魅力ある博物館になっています。 細川家の至宝は主に細川護立氏のコレクションが中心ですが、素晴らしい銘品が並んでいます。 国宝の時雨螺鈿鞍は細工がとても繊細で、これを馬につけ駆けたのでしょうか。 ![]() また細川ミラーと呼ばれる国宝の金銀錯狩猟文鏡はギリシャのアンフォラの図柄に似た狩りの武将は軽やかです。 ![]() 今回の展示会にも各種のイベントがあり、内容は聴き応えがあり、希望者が多く倍率が高いのですが、 「聴いて見て楽しむ、細川展と能」に出かけることが出来ました。 舞はなく能楽囃子の太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡二人の6名の第一人者が解説と共に演奏されました。 石橋(しゃっきょう)は獅子の咆哮のごとく、凄い迫力でした。 狂言と異なり、能は退屈でわからないと決めていましたが、これからは能も見なくてはと反省しきりです。 |
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